歩行は3大老化を防ぐ万能薬
- matsuura-t
- 2024年4月5日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年4月8日
人が老いる3つの理由
たしかに、人が老いるのは仕方のないことです。でも、老いる原因がわかれば、行動が変わり、老いを遅らせることは可能です。
では、人はなぜ老いるのでしょうか?突き詰めれば老化の原因は①細胞の酸化、②細胞の糖化、③ホルモンの変化ーの3つに集約されるようです。
①酸化は「錆びる」反応のこと。栄養を摂ると、体内で消化・分解され、酸素と反応してエネルギーになりますが、この時に発生する「活性酸素」が、細胞を錆びさせ、細胞の老化を進める基となります。
②糖化は、体内で余った糖がタンパク質と結びつき、タンパク質が変性することです。この糖化現象では、最終的にAGE(終末糖化産物)と呼ばれるものができ、これが体内にたまると、肌のシミ、しわ、たるみ、動脈硬化、骨粗しょう症など体に悪影響がでます。
③ホルモンの変化は、女性の更年期障害が有名です。女性だけでなく男性も、年齢とともに、若さを保つのに必要なホルモンの分泌量が減っていきます。
3大老化を防ぐのが歩くこと
3つの老化の原因がわかったところで、どうすれば3つの老化を遅らせることができるのでしょうか?すべてに共通する方法が、歩くことです。
運動をしすぎると実は活性酸素が増えます。でも体は、それに対抗するために抗酸化物質を多くつくりますから、適度な運動は細胞の酸化を遅らせてくれるのです。ただし「適度な」というところが重要で、マラソンのようなハードな運動は活性酸素が増えすぎるので、歩行ぐらいの軽い有酸素運動が丁度良いのです。細胞の糖化に関しては、使いきれない糖が余ってしますことが原因ですから、糖を摂りすぎないことも大事ですが、「使うこと」も大事です。歩くことで糖を消費すれば、糖化のもとを防げます。そして歩くことでホルモンバランスも大きく変わります。これについては次回に詳しくいたします。